【外】 千葉・幕張メッセ『2012 第52回 全日本模型ホビーショー』

ラジコンとプラモデルの祭典、全日本模型ホビーショーの季節が今年もやってきました。
が、今年は様子がちょっと違います。諸般の事情により今年からラジコン系の業者さんは別途独自の展示会を開催することとなったそうで、今回のホビーショーにはラジコン系のブースがないそうなのです。

日本ラジコン模型工業会さんと日本プラモデル工業協同組合さんとの間に何があったのか、そもそもその二者の問題なのか、詳しいことはよくわかりませんが、全日本模型ホビーショーのあきらの拙感想は以下にて。


 


まずは会場を俯瞰で。やはり出展社さんが少ないのでしょうか、ちょっと各ブース、そしてその間の通路ともにゆったりとしているような。



まず向かったのはバンダイさんのブース。いきなり目を引いたのは、『エヴァンゲリヲン新劇場版:序』の「ヤシマ作戦」で登場した車両、「シキ880(B2梁)形大物車」。Bトレインショーティーシリーズから発売されるそうです。



初号機フィギュアと並べるとこんな感じになるのでしょうか。



まだ参考出品の段階ですが、今から楽しみです。



「RG MSZ-006 ゼータガンダム」。ガンプラですが完全変形するそうです。
最近のガンプラは完全変形するんですね。すごい。



劇場版 TIGER & BUNNY The Beginning』から、ワイルドタイガー、バーナビー・ブルックス Jr.、そしてダブルチェイサーがFigure-rise 6 シリーズから発売されるそうです。既に発売されているMG Figure-rise版とは異なりマスクは外れないように見受けられますが、劇場版も公開中ですし、タイバニ人気はまだまだ続きそうですね。



次に向かったのはハセガワさんのブース。
クリエイターワークス シリーズのこちらは1/1500 スケールの『宇宙海賊戦艦 アルカディア』です。
劇場版『銀河鉄道999』版のものだそうで、ボーナスパーツとして同スケールの「999」が付属するそうです。更にパッケージイラストは加藤直之さんが描かれるとか。胸熱ですね。



アルカディア号といえば、やはりこの角度でしょうか。



モーレツ宇宙海賊(パイレーツ)』の弁天丸。同じく「クリエイターワークス シリーズ」として発売されるものですが、こちらは1/1300スケールだそうです。パッケージイラストは天神 英貴さんによるもので、ボーナスパーツは1/12フィギュアサイズ「弁天丸ミニキット&ニッパー」が付属するそうです。
こちらも劇場版の公開予定がありますし、楽しみですね。



アオシマさんのブースにあったのは『1/12 ぶらんこ』。「1/12 学校の階段」につづく1/12 フィギュア用情景セットシリーズの新製品だそうです。写真では見切れてますが、色はピンクと水色の2種類。



2連結も可能だそうです。やはりブランコといえば2連結ですよね?



そして、ムービーメカ シリーズから『バック・トゥ・ザ・フューチャー』のデロリアンが揃い踏みです。
ムービーメカ No. SP07 1/24 バック・トゥ・ザ・フューチャー デロリアン パートI スーパーディテール」。 



ムービーメカ No. SP08 1/24 バック・トゥ・ザ・フューチャー デロリアン パートII スーパーディテール」。



ムービーメカ No. SP09 1/24 バック・トゥ・ザ・フューチャー デロリアン パートIII スーパーディテール」。



つい毎回チェックしてしまうタミヤさんのタミヤ デコレーションシリーズ。今回も美味しそうなスイーツ模型(?)が並んでいます。



体験コーナーも盛況。やはり女性が多いですね。



Mokejo(模型+女子)作品展のコーナーにあった「アッガイ 〜ニャンコ先生仕様〜」。体の模様だけでなく、ちゃんと肉球(爪?)まで丁寧に作られててカワイイです。



こんなものが出ていたとは!
グッドスマイルカンパニーさんから「ねんどろいどぷち LINKIN PARK set」が発売中だそうです。
……いや、ビックリしました。



毎回紙の優しい風合いとノスタルジックな製品が目を引く株式会社さんけいさんから『千と千尋の神隠し』の油屋が登場。「ジブリシリーズ(スタジオジブリ作品シリーズ)」のひとつで、こちらは1/150スケールだそうです。



中にライトを仕込むとさらに油屋感(?)アップ。



入口では映画に登場したあのキャラクターたちがお出迎え。



裏側もこの通り。精密です。・:*:・(*´∀`*)ウットリ・:*:・



トミーテックさんのブースには巨大なミニカーが。嘘です。日産セドリックのパトロールカー仕様車(1983年)の本物です。TOMICA LIMITED VINTAGE NEOの「西部警察」シリーズ発売記念の展示のようでしで、車は番組で使われたものではなく、「番組で活躍する姿を偲んで製作されたレプリカ」だそうです。



別角度から。個人的にはこっちの方が記憶に残っているイメージに近い。かな?



こちらは1/12スケール 駅小物シリーズ「自動改札機(黒/ピンク)」。参考出品とのことですが、こちらも製品化が待たれます。



こちらは模型ではないのですが、青森鉄道むすめの八戸ときえちゃんの得意料理が製品化されました。「八戸ときえのこだわりせんべい汁」が発売だそうです。これも気になりますね。



え? と一瞬目を疑ったのがこれ。『Top Gear』で手製水陸両用車でドーバー海峡横断した時の車じゃないですか。しかも、3台揃い踏み。



これだけじゃない。あの伝説のToyota Hiluxが。その名も「The Indestructible Hilux」。
以下、あの最後まで壊すことのできなかったハイラックスについての説明をWikipediaより引用。
トヨタ・ハイラックス2.4Dの耐久実験は2週に渡って放送された。部品交換不可、オイルなどのケミカル交換は可、基本工具での修理のみ可という条件で、階段走行に始まって立木への衝突、次いで海中に沈められた後に数メートルの高さから落とされ、農作業小屋に突っ込ませ、クレーンに吊られたキャンピングカーを落下衝突させ、さらには解体用の鉄球をぶつけても動いたため、とうとう燃やされるハメに(ただし、鉄球と炎上には手加減が見られる)。しかしスタジオに自走で登場し、観客の喝采を浴びた。次週の放送ではロンドン郊外の老朽高層マンションの爆破解体現場の屋上(高さ240フィート=約73m)の屋上へ設置された。発破解体後、瓦礫の中から引きずり出されたハイラックスは、かろうじて原型を留める程度(ラダーフレームさえ折れていた)にまで破壊されていたが、応急処置のみでエンジンは息を吹き返した。更にはスタジオへ自走登場したためレギュラー陣および観客の大喝采を浴び、TopGearスタジオに恒久的に展示されることとなった。
[引用ここまで]
文章だけではよくわからん、という方は以下のリンク先映像をどぞ。
Killing a Toyota Part 1 - Top Gear - BBC
Killing a Toyota Part 2 - Top Gear - BBC
Killing a Toyota Part 3 - Top Gear - BBC

こんなものまでモデル化とは。恐れ入りました。なお、これらは全てOxfordさんにて販売されているようです(発売日を確認するのを失念してしまったので、まだ未発売だったらごめんなさい)。



Oxfordさんにはこんなのもありました。紅茶のRingtonsさんが1950年代に使っていた車「Austin K8 Van "Ringtons Tea"」。可愛い♡



超巨大なこれはNZGさんの「LIEBHERR LTM 11200-9.1 クレーン モービル "SENN AG"」というものだそうです。でかっ。



背が高いだけに足元もすごいです。



以前ボード展示で見かけたウェーブコーポレーションさんの「サイバネティックヒューマンHRP-4C未夢」ちゃん。試作品(かな?)ができたようです。
……んー、なんかちょっとイメージと違うような?
 
  

模型とはちょっと異なる分野かもしれませんが。
Prozakkaさんのブースで見かけたお香立て「インセンスウッドプレート(キャットスワリ)」。上手く撮れなかったのですが、にゃんこが可愛いのです。
 
 

別のお香立て「インセンスソルジャー」。こちらは細長い棒状のお香専用のようですが、このアイデアは面白いです。でも、落ちて来る灰をどうすれば?(苦笑)
ところで、こちらのブース名を確認するのを忘れてしまいまして、商品紹介のところに「Prozakka」というロゴがあったので、そちらの名前で紹介していますが、インターネットで検索をかけても出てこないんですよね。なので、間違ってたらごめんなさいです。
 
 

京商さんのブースにあったこちらは「あひる夏の陣 2012」というイベントに参加されたものの1台なのですが、こ、これは……(笑)。
 
 

あのお言葉もしっかりあります。
 
 

伝票もしっかり作りこまれています。
 
 

運転するのはもちろん☆
 
 
……ということで、思った以上に長くなってしまいました。
冒頭でも触れた通り、全体的にゆったりとした雰囲気の中ゆっくりと各ブースを見られるのは嬉しいのですが、やはり今まで参加されていた会社さんがいないのは寂しいですね。模型とラジコンの客層がかぶっているのかいないのかわかりませんが、どちらもある意味ニッチな業界である以上、共同開催の方がメーカーさんにもお客さんにも便利で親切なのではないかと思ってしまうのは、やはりあきらがあまり模型もラジコンも(見るのは楽しいけど)やらない「部外者」だからなのでしょうか。

現場からは以上です。