【アニメ】 『もしドラ』 感想

高校野球×マネジメント=?
2010年No.1ベストセラー。
『もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら』がアニメ化!!

都立程久保高校二年の川島みなみは親友・宮田夕紀の入院をきっかけに彼女に代わって野球部マネージャーになることを宣言する。だが、みなみはマネージャーがなにをするのか見当もつかない。書店でマネージャーの入門書として手にしたのが経営学の大家ドラッカーの『マネジメント』だった。
野球部の顧客とはなにか、選手へのマーケティングの実践、学校全体への社会貢献、そして高校野球へのイノベーションと、みなみのマネジメントが今始まる。
────以上、NHK・アニメワールド内『もしドラ』ウェブサイトより引用

はい、という事で、漫画イラストな表紙のビジネス書という事でも話題になった「もしドラ」のアニメ化がされました。ドラッカーさんの本は多分一生読む事もないだろうし、読んだとしても理解できないだろうな、と思い、見てみました。
経営とかお金に関しては全然頭が働かなくなってしまうダメあきらの拙感想は以下にて。
 

  
 
弱小野球部がドラッカーさんの『マネジメント』という本に基きチームの問題点を捉え克服する事で甲子園行きの切符を手に入れる、というようなお話で、ドラッカーさんの理論(哲学?)を野球部にたとえてわかりやすく説明する、という切り口と姿勢には好感が持てました。マネージャーとして入部したみなみがマネージャーの仕事を学ぼうと手に取った本が『マネジメント』だった、というエピソードは導入としては面白いなと思いました。
が、お話として続けて見ているとご都合主義的かつ盛り上がりに欠ける平坦な展開が気になってしまいました。唯一(?)盛り上がった所がある人物の死だったり、最後はドラッカー抜きの根性論で試合に勝ってしまったりというのがどうにも。(いや、もしかしたらもっと盛り上がる部分は随所にあったけれども、あきらの感性が鈍くて気づかなかったのかもしれないです。)
あと、絵的に年齢表現ができてないなぁ、とか(目を細くして皺を描けば良いというものでは……)。
 
放送回数も10回と短かったですし、まぁ色々と仕方ない部分も多いのだろうとは思うのですが、まぁ、こんなもんかな、と。
あ、でも、アニメの最後にやっていた関連番組「私とドラッカー」は興味深かったです。富野監督や為末選手のお話も聞けましたし。それに、アニメ化されなかったらドラッカーさんのドの字も知らないままだったと思うので、色々と酷いことを申し上げてはいますが、アニメ化していただいたのは本当に感謝なのです。
 
 
恒例のおまけ動画は良いものが見つからなかったので、今回は割愛。上記でもリンクを張ってありますが、NHKさんの『もしドラ』サイトにて各話ダイジェストと予告動画が見られるみたいです。
気になる方はそちらをご高覧あれ。