【アニメ】 『Persona4 the ANIMATION』 感想

「ねぇ、マヨナカテレビって知ってる?」

家庭の事情で都会から叔父の住む稲羽市へと越してきた鳴上悠。
閑散とした町並み、寂れた商店街、若者たちの集まる大型ショッピングモール……。
穏やかな時間の流れる田舎町で八十神高校の新しいクラスメイト達と過ごす生活が始まる。

しかし転校初日の朝、市内でとある女子アナウンサーの遺体がテレビアンテナに吊るされた状態で発見される。

町を覆う原因不明の霧と、若者達の間で囁かれている「マヨナカテレビ」の噂。
雨の夜の午前0時、消えているテレビをひとりで見ると画面に映るという自分ではない別の誰かの正体とは……。

個性豊かな友人たちと過ごす日々の中、徐々に迫りくる異変は、果たして何をもたらすのか──?

────以上、TVアニメ『ペルソナ4』公式サイトより引用


アトラスさん、じゃなかった、インデックスさんのコンシューマゲーム「ペルソナ」シリーズの最新作がアニメになった!しかも、TBSさんでの放送。
ライトとはいえ一応メガテニストのあきらにとってはとんでもない朗報です。が、期待以上に不安もあります。副島さんの絵はちゃんと再現されるのだろうか。ゲームの世界観はちゃんと表現されるのだろうか。

「アトラス好き」「メガテニスト」と自称していても、その実ゲームをする時間はここ数年取れず、「ペルソナ」シリーズでは『P3 (Persona 3)』の途中で止まってしまっているダメガテニストあきらの拙感想は以下にて。  いやもう、いろいろすまん。


 

おもしろかったです!素晴らしい出来でした。
ゲーム『P4 (Persona4)』は未プレイながら、あのシリーズの雰囲気、世界観が存分に表現されていたと思います。ゲーム上ではおそらく選択肢以外で喋らないであろう主人公君がいい感じにボケていて、それが視聴者を魅了し牽引するスパイスとなっていたと思います。(往々にしてアトラス作品の主人公にはそんな面がありますが……。)
これだけ忠実にアニメ化できたのは元々の素材(原作)などの良さはもちろん、ゲーム会社とアニメ制作会社双方のスタッフが緊密に意思疎通をされ、ゲームの世界観を共有し、それをベストの形で表現していただけたからではないかと思います。
個人的にはアイキャッチ画面で主人公の成長(ステータス)が見られるのがお気に入りです。
ポップで丁寧な作品をありがとうございました。m(_ _)m

そして、もうひとつ。
カレンダーに沿って話が進んだり、1日の中で「学園パート」と「ダンジョンパート」が分かれていたり、キャラとの親密度を上げる「コミュ」システムが入ったのは、確か「P3」からで、それはおそらく『九龍妖魔學園記』の影響を少なからず受けたからではないかと推測しています(それまで使ったことのない「ジュヴナイル」という単語を使うようになったのもその頃からだったと記憶しています)。
勝手な思い込みかもしれませんが、「ペルソナ」シリーズに新たな息吹を吹き込む風となった今井秋芳監督をはじめとする「九龍」スタッフの皆様にも御礼を。
「九龍」の続編も、したいです……。

ということで、ゲームに興味はあるけれど、いきなり買ってプレイするのはちょっと……という方にはアニメを、そしてアニメをご覧になって八十神高校に転校されたいと思われた方にはゲームをお勧めしたく。また、ゲームに興味はないけれどアニメに興味のある方には、とりあえずアニメ視聴を試していただきたく。よろしくお願い致します。 m(_ _)m

なお、アニメのストーリーは原作ゲームとほぼ同じとのことですが、ゲームには話の結末が複数用意されていて、そのうちの「ノーマルエンド」がアニメに採用されたみたいです。
「バッドエンド」「トゥルーエンド」を見たい方もゲームを是非!(←しつこい)


ということで、アニメ番宣映像。↓




で、実際のゲーム画面はこんな感じです。↓




そして最後に。アニメからゲーム「ペルソナ」シリーズに興味を持たれた方へ。
上述のとおり「P4」的なゲームとなったのは前作「P3」からです。
最初の作品『Persona』やその続編の『Persona2  罪』『Persona2  罰』は世界観もシステムも全く違いますのでくれぐれもご留意下さいませ。