【アニメ】 『青の祓魔師[エクソシスト]』 感想

人間の住む「物質界[アッシャー]」と、悪魔の住む「虚無界[ゲヘナ]」。
本来は干渉することすらできない二つの次元だが、悪魔はあらゆる物質に憑依し、物質界に干渉していた。
しかし人間の中には、そんな悪魔を祓う——祓魔師[エクソシスト]が存在した。

修道院で暮らす15歳の少年・奥村 燐は、双子の弟・雪男が名門高校・正十字学園への進学を決める一方、進路が決まらない自分に焦りを募らせていた。
翌日、養父・獅郎に送り出されてバイトの面接に向かった燐は、店内で暴れる悪魔の姿を発見!
結局この騒ぎで面接は失敗し、またしても落ち込む燐。そんな中、昨夜の喧嘩相手・白鳥が仕返しに訪れる!
悪魔のような形相で襲いかかる白鳥の脅威に、燐の体から青い炎が噴き出した…!!
────以上、TVアニメ『青の祓魔師[エクソシスト]」公式サイトより引用

通称「青エク」。原作は加藤和恵先生による同名タイトルの漫画作品で『ジャンプスクエア』にて連載中。「祓魔師」は「ふつまし」と読みますが、本作品では「エクソシスト」と読ませています。
「悪魔」だの「エクソシスト」だのと聞けば、見ない訳にはいきません(原作未読ですが)。

そんな自称メガテニストあきらの拙感想は以下にて。


 

面白かったです。
まず主人公の能力をガツンと見せ、主人公の目標(サタンを倒す)を明確にし、試練(親を乗り越える)やお色気を第3話までに見せきる。確かアニメ版の『バクマン。』の中で、売れる作品の特徴のような形でこのような例を紹介されていたかと思いますが(うろ覚えなので間違っていたらごめんなさい)、そのお手本のようなオープニングからの3話でした。スピーディーな展開と元気のいいキャラクター達は見ていて飽きません。燐と雪男の兄弟の関係にちょっと「バディ」っぽさもあり、良い意味で盛り沢山な印象を受けました——、キャンプ編の終わりまでは。
 
キャンプが終わって以降はストーリーの道筋やキャラクターがぼやけて、なんとなく失速していったように感じました。が、それもその筈Wikipediaによると、キャンプ編の辺りから後はアニメオリジナルのお話だったようです。連載中の作品ですから原作のまま進められなかったんだろうなぁということは頭では理解できているのですが、なんとなく出来の良い同人誌を見ているような感覚に襲われてしまいました。
とはいえ、映像の質は落ちずに最後まで丁寧に描ききったところにスタッフの皆さんの気概と愛を感じました。

映画化もされるそうです。こちらも原作とは違う映画オリジナルのお話となるそうですが、なんだかんだいってちょっと楽しみだったりします。


ということで、映像はこんな感じ。カッコイイです。


 
えーっと、言うまでもないですが、あきらの好みは獅郎パパとメフィさんです、はい。