【香川県】 高松市『Irish Pub THE CRAIC』

オマケ。
高松へ「電車で」行ったのには訳があります。
高松駅の近くに「The Craic(ザ・クラック)」というアイリッシュ・パブがあると聞いたからです。
あきらは本場ブリティッシュ・パブは何度か行ったことがありますがそれも十数年前のこと。さらにアイリッシュ・パブは初体験。
日本語は通じるのか、あきらの英語は大丈夫か。ドキドキです

  
  
店内はお世辞にも広くなく(というか、正直狭い)照明は暗め。本場感溢れています。
マスターは気さくな方で、話も面白いです。あ、日本人なので日本語OKです(笑)。
エールが専門との事なので、用意されているビールはエールが多めですが、ラガーも用意されています。ギネスは外せません、アイリッシュ・パブですから。また、エールも海外のものだけではなく、国内のものもあります。そのほとんどが珍しいものばかりです。よくわからない場合には、マスターさんに聞けば詳しく教えてくれます。でも、個人的にオススメなのはハンドポンプのビールです。その場でコップについでくれるタイプのビールで、新鮮さが違います。
注文は「キャッシュ・オン・デリバリー」という英国では(多分アイルランドも)定番のシステムを採用しています。要するに、カウンターの向こうにいるマスターないしは店員さんに注文したらその場で注文した分のお代をお支払いする方式です。飲み物やスナック類はその場で出してもらえるので自分で席へ運び、調理が必要な料理の場合は出来上がり次第店員さんが持って来てくれます。
一応椅子がありますが数は少ないので、大抵は立ち飲みで。
一緒に来た人と語らうもよし、バーカウンターの向こうの大きなテレビに映し出されているフットボール(サッカー)の試合に興じるも良し、その場にいる人と気が合えばお喋りしても良し。後は適当にその場の空気や時間や会話をビールとともにひたすら堪能すべし、です。


このお店の本当に特筆すべき点はその「空気」にあると思います。初めての入店だったのでちょっと緊張しましたが、それも最初だけ。和やかで賑やかな空気になじむと次第に心も身体もリラックスし、楽しくなってきます。時間もゆったり流れているようで、混雑していても「急いで出なきゃ」という雰囲気にはならないのです。これは多分店員さんやマスターさんの人柄やまわし方の上手さもあると思いますが、それ以上に周りのお客さん(おそらく常連さん)の勝手知ったる対応を気負いなくされているところにもよると思います。
これこそがアイリッシュ・パブの真髄なのかもしれません。

美味しいビールがその雰囲気で更に美味しくなる本格アイリッシュ・パブ。
高松でちょっと一杯ひっかける際にはオススメです。

  
  
  ということで、 Cheers!