【アニメ】 『荒川アンダーザブリッジ』 感想

舞台は荒川河川敷。
そこで出逢った勝ち組エリーと青年。
市ノ宮 行(いちのみや こう)=通称・リクと
自称金星人のホームレス美少女・ニノ。
不器用な二人の恋は時におかしく、時にせつなく…。
そんな二人を中心に、奇怪な河川敷の住人たちが巻き起こす
騒動の日々を描いた元祖電波系新感覚
ハートフルラブ(?)コメディー。  
────以上、 テレビ東京・あにてれ内『荒川アンダーザブリッジ』ウェブサイトより引用


『中村工房』のコミックス3巻が発売になった頃、書店で表紙を見かけて1巻、2巻との絵の違いに驚かされた頃から気になっていた中村光先生とその諸作品ですが、実際に拝読した事があるのは『聖☆おにいさん』だけだったりするあきらです。
ということで、原作未読のまま拝見した行き当たりばったりの感想は以下から。
  
  

  
  
上述の通り、原作未読なので『聖☆おにいさん』からの推測ですが、原作に漂う独特の「間」や「テンポ」をかなり忠実に再現しているのではないかと思いました。ギャグやコメディーなど「笑い」が大きな要素を占める漫画の映像化で難しいもののひとつにこの「間」があると思いますが、そこはさすが新房監督。同じカットの繰り返しや静止画と動画の使い分け、カット割りなどによるテンポの良さはピカイチです。
キャラクターが多いにもかかわらず、それぞれがきちんとたっていて、見た目のみならず性格に至るまで誰一人としてかぶらないところは流石中村先生。そんなキャラクター達による突拍子もない言動とそれに対するツッコミ、斜め上の発想は「中村節」の真骨頂とも思います。

「近頃笑う事が少なくなった」と悩んでいる方向きの作品かもしれません。何も考えずに笑えます。原作を知らなくても(多分)大丈夫です。
そして、自分もリクと同じ「何か(あるいは自分自身)に縛られた」存在であることに気づいた時、河川敷の住人の優しさに癒されていた事がわかります。
そんな、楽しくて優しい作品だと思いました。


ということで、オープニング映像です。

その後、続編にあたる『荒川アンダーザブリッジ*2』が放送されました。前作よりパワーアップしていて楽しいのですが、なんとなく「新房節」が増量されたような。気のせい、かな……?
  
  
ちなみに、あきらの好きキャラはシスター……、ではなくマリアさんでした。
そのマリアさんがオープニングを飾ったことがありました。それがこちら↓


歌詞もタイトルもひどひ……、流石マリアさん(笑)