【アニメ】 『デュラララ!!』 感想

東京・池袋。
都会の非日常に憧れる少年・竜ヶ峰帝人(りゅうがみねみかど)は、
幼馴染の紀田正臣(きだまさおみ)の誘いもあり、
地元を離れて池袋にある来良学園に入学することに。
正臣曰く、池袋に住む上で敵に回してはいけない存在が何人かいるらしい。
特には、喧嘩上等のチンピラ・平和島静雄(へいわじましずお)と、趣味で情報屋を営む折原臨也(おりはらいざや)の二人。
そして、奇妙な組織体系を取る詳細不明のカラーギャング“ ダラーズ”。
上京した初日、そんな正臣の話に不安をおぼえた帝人が目撃したのは、
漆黒のバイクを駆る都市伝説“ 首なしライダー” だった・・・・・・。

さらには連続通り魔事件や池袋に根付くカラーギャング“ 黄巾賊”の存在まで浮上し、池袋の街が壊れてゆく——。

- 以上、Webサイト:TVアニメーション「デュラララ!!」より引用

原作は同名タイトルの小説で、作者は成田良悟(なりた りょうご)さん。以前紹介したBACCANO!(バッカーノ!)』と同じ作者さんです。その原作を『BACCANO!』と同じスタッフでアニメーション化したと聞き、迷わずチェック。
いつも通り原作しらずの感想は以下に。




いやぁ、本当に楽しい作品でした。
沢山の登場人物が池袋を舞台に大暴れ、という群像劇の熱気はそのままに、しかしながら『BACCANO!』と比べるとこなれた出来になっている(といっても、『BACCANO!』がこなれてないという意味ではないですよ)のは、ほぼ時間軸に沿ったストーリー展開と、池袋という舞台、そして高校生が話の中心に位置しているのが身近に感じたからでしょうか。お話自体はこれまた色々複雑に絡み合っていて説明が非常に難しいんですけどね。(^_^;)

推理物のような誠二と美香の「失踪事件」を皮切りに、チャットルームで語らう人々の正体と意図をチャットの内容で少しずつ明らかにされていくところは本当に目が離せず、そして「ダラーズ」のリーダーが明らかになる所では背筋がゾクゾクする程に興奮しました。
そして首なしライダー・セルティと新羅(しんら)の素敵な関係にホロリ。

しかしながら、妖刀編の後の黄巾賊の話に入ってちょっとだけ熱というか、勢いが弱まってしまったような。最終回に向けての収束感を感じてしまったのか、あるいは、臨也(いざや)クンの活躍にちょっと期待し過ぎちゃったのかも。
とはいえ、十二分に面白かったです。

『BACCANO!』には興味があるけれどちょっと……、という方にはこちらがオススメかもです。


ということで、『デュラララ!!』オープニング映像。

『BACCANO!』と同じ手法なのも楽しいですね。


ちなみに、『BACCANO!』からのゲストが一瞬登場します。悪目立ちしててわかりやすいところがなんとも未見の方には申し訳ないのですが(苦笑)。
とはいえ、『BACCANO!』ファンには嬉しいサプライズですね。