【アニメ】 『BACCANO! (バッカーノ!)』 感想

舞台は1930年代、禁酒法時代のアメリカ。その裏社会に生きる人々が、数々の奇妙な事件に巻き込まれ、複雑な人間関係の螺旋を描いていく。回を追うごとに増えていく謎がさらなる謎を呼び、物語は予想もつかない方向へと転がりだす。サスペンス、アクション、コメディ、ロマンスさらには怪奇現象!?と、様々な要素を盛り込んだ群像劇、それが「バッカーノ!」だ!
- アニメ版『BACCANO!(バッカーノ!)』公式サイトより引用

原作は「第9回電撃ゲーム小説大賞」を受賞した同名タイトルの小説で、作者は成田良悟(なりた りょうご)さん。
MXテレビでの本放送の際、気になっていたものの最初の数回を見逃してしまった事から観るのを諦めていたところ再放送がある事を知り、遅れて録画鑑賞。
例により原作も前評判も全く知らないまま体当たりで観た感想は以下から。


とにかく本当におもしろかった!
イタリア語で「大騒ぎ」というタイトルそのままに、毎回毎回が大騒ぎ。
物語というものは、大体において時間軸に沿って進むものですよね。このお話も基本は「フライング・プッシーフット号」という大陸横断鉄道に現れた伝説の存在「レイルトレーサー」の事件を主軸に「不死者」の謎に迫る話となっているのですが(上手く説明できないなぁ。間違ってたらゴメンナサイ)、その事件に登場するキャラクターを、その背後にある組織との相関関係や事件に至る経緯などとともにその都度断片的に紹介するため、しばしば時間が(そして時には舞台となる空間も)飛び飛びになります。
観る者を振り落としかねない勢いを見せながらも、簡潔で印象的なシーンや台詞を丁寧にちりばめる事で視聴者を心地好い「大騒ぎ」に引き込んでいくのです。
飽きさせず、混乱させすぎず、鮮やかに。まさに完璧な構成。

流血などの残虐シーンが所々あるので、そういうのが平気な方で、且つ、1930年代あたりのアメリカが好きな人にはオススメです。
原作は小説なので、アニメーションが苦手な方や文字好きの方は直接原作から入っても良いかもです(私は原作未読ですが ^ ^;)。



BACCANO! オープニング
曲も含めてカッコイイオープニングですよね。
一時期『とくダネ!』内コーナーでも使用されたので、知っている方も多いかも?