【アニメ】 『こばと。』 感想

『傷ついた心、癒させてください!』
おしゃれで可愛い天然少女、花戸小鳩。

ちょっと不思議で正体不明のこの少女には、「行きたい所」があるらしい。
その希望を叶えるためには。人々の傷ついた心を「ビン」いっぱいに集めなければならない。
傷ついた心は、小鳩に癒されることでコンペイトウのようなカケラになってビンの中へ。

偶然、人手不足の保育園をお手伝いすることになった小鳩。
だがそこはトラブルで廃園の危機をむかえている保育園だった。
園で働く青年の藤本清和や、園長の沖浦清花、そして園児たち…。
多くの人々とのふれ合いは、小鳩の心のに変化を与えていく──。

小鳩はたくさんの傷ついた心を癒し、保育園を救うことができるのか?
そして、小鳩を導く不思議な犬のぬいぐるみ(?)いおりょぎの正体とは…?


- TVアニメ『こばと。』公式サイトより引用

CLAMPさんの同名タイトルの漫画と同じくCLAMPさんの漫画『Wish』が原作のアニメ、との事ですが、どうやら『Wish』に関しては世界観が同じ事と主要キャラクターが準レギュラーとして登場している程度で、『Wish』のお話自体は使われていないようです。
アニメ制作がマッドハウスさん、放送局がNHKさん、と『カードキャプターさくら』と似た環境な事からいそいそと録画して観ました。
例によって原作知らずな感想は以下から。





はい。花澤香菜さん演じる小鳩ちゃんに癒されました。
可愛いドジっ子の小鳩ちゃんと無愛想だけど優しく何でもできる清和クン、というラブストーリー的には王道なキャラ設定ですが、そこからして既に「このお話はファンタジーです。」と示しているような。
多分、「(小鳩ちゃんやいおりょぎさんといった)異界のものが人界にやってきた 」ファンタジーと受け取るのが普通で、確かにそういうお話ではあるのですが、私にとっては彼女らが降り立った「一見どこにでもありそうな普通の町」そのものがファンタジーに感じました(「フィクションなんだから」というのはナシでね)。
街の人、子供達、皆穏やかで優しすぎる……。
でも、多分これがあるべき社会(コミュニティ)の姿であり、それが「ファンタジー」にしか見えなくなってしまった私は相当汚れてしまったのかも…… (^_^;)
このアニメを観て、登場人物の言動を真似できるようになったら、私も少しは「優しい人」になれるのかな?

CLAMPさんのお話のアニメ化は必ずと言っても良い程大川七瀬さんが入っているので、オチまでしっかり作り込まれていて、最後まで安心して観られるのが本当に良いですね。



ということで、一番好きだった「銀杏の木」の回(第13話:…天使と守り人。)
の挿入歌。心洗われますね。



それにしても、清和クンってなんとなく小狼(シャオラン)クンに似てますよね?
CLAMPさんにとっての理想の男性像(的記号)なのかな?