【外】 香川:日蝕観測

東京ではお盆ですが、それ以外の日本では「お盆にしては早すぎる」と言われるこの時期にダンナの故郷である香川に帰省しました。
その目的はお墓の掃除。それと、もう1つ。日食をみるためでした。
香川は水不足がたびたびニュースになる通り、雨が少ないのです。ということは、東京よりは晴れるかも、というダンナのアイデアで敢行した1ヶ月早い帰省ですが、果たしてその成果やいかに・・・?




ダンナが目指したのは「香川県立五色台少年自然センター」というところです。 高松の西にある山(「五色『台』というからには山というより高台?)の中にある施設でキャンプ場などがあります。天文台もあるので天体観測にはうってつけ、とダンナは考えたようです。

施設の受付入口を入るとスタッフの方が。やはり天文台は予約者のみで施設への立入も禁止とのこと。しかしながら、三脚や大きなカメラバッグを提げたダンナの姿を見たスタッフの方から問われ、東京から来たことを話すと「現在稼動している天文台の裏に古い天文台があるので、そこのベランダなら使って良いですよ」と特別に許可をいただきました。
て、天文台独り占め・・・!!いいんですかッ!?やっぱり香川の方は親切だ!

ということで、場所を確保。あとは日食を待つのみとなったのですが、肝心の日食が始まるにつれ雲が。徐々に辺りは暗くなり(曇ってきてただ暗くなる、というよりは空気が青みがかるような感覚です)、気づけば半袖1枚では肌寒いほど気温が下がると、風に揺れる木々のざわめきも何かいつもと違うように感じられます。
そして、食分0.85。高松で最も太陽が欠けた瞬間。鶏や牛が一斉に鳴き出しました。

ケータイカメラで捉えた日食。
明るくなっているところではなく、そのちょっと上にある三日月のような斜めの光が太陽です。


欠けていた太陽が元に戻るにつれ、雲は消え、気温も上昇。そんな蝕の終わりに撮ったのが左の写真。
日食グラス越しに撮ったのですが、右端が少ぅし欠けているの、わかりますか・・・?









完全に日食が終わると、いつもの香川の夏に戻りました。
日食の間の不思議な感覚、貴重な体験でした。

次は、2012年5月21日に金環食があります。日本のかなり広範囲で見られるそうで、東京でも見られるそうです。今回は曇りや雨で見られなかった方も次に期待!ですね。