【外】 千葉・幕張メッセ『東京ゲームショウ2009』

千葉・幕張メッセで毎年開催されている東京ゲームショウに今年も行ってまいりました。
ゲーム業界はおろかゲームそのものからも最近遠ざかりぎみなのでついていけるか心配だったのですが、年に1度の祭典なので頑張って見てまいりました。








とりあえず気になったゲームは以下の4つ。
  • Assasin's Creed II (アサシン・クリード 2)
    UBIソフトさんのルネサンスのイタリアを舞台にした暗殺者のゲーム。以前から話題になっていた「アサシン」シリーズの続編らしいです。
    とにかく映像が美しい!



    あきらは実は3Dで人間を描く映画やゲームに対してはネガティブな印象を持っているのですが(←それなら役者さん使ってやれよ、という意味でです)、そんな思いを蹴散らしてしまう程の映像美、カット割り、ストーリー性にとても惹かれました。
    しかし、問題は「あきらスネーク」ですらかなりヘタレだったのに、「アサシンあきら」は暗殺者としてちゃんと仕事できるのか、という所です。うーむ。
    ちなみに、「アサシン診断II」ではあきらは「エツィオ・アウディトーレ」とシンクロしました・・・、って、主人公じゃん!(笑)
  • 大神伝 〜小さき太陽〜
    CAPCOMさんの、日本神話やお伽噺をベースにしたゲームです。前作の『大神』も気になっていたのですが、Wiiリモコンで操作するのが面倒そうで、結局プレイしませんでした(爆)。ところが、このシリーズの続編がNDSソフトとして来年登場するそうです。これは操作性よさそう!



    日本神話やお伽噺など民俗学的なモノには元々興味があるのですが、その世界観を壊さない可愛らしく和風なグラフィックと「筆しらべ」という独特なな操作システムはあきら的に超魅力的。
    唯一問題点があるとすれば、「続編」という点かなぁ・・・。
    どうせなら最初の作品からプレイしたいです。
    『大神』からプレイするか?>自分
  • GHOST TRICK (ゴーストトリック)
    こちらもCAPCOMさんの、来年発売予定のNDSゲームです。主人公は死んでいる自分。しかし自分は何者なのか、何故死んでいるのか、誰に殺されたのかを夜明けまでに解明する、というものです。



    ポップなグラフィックが目を引きますよね。
    「逆転裁判」シリーズが有名な巧舟(たくみ しゅう)さんが手がける完全新作ということで、こちらも期待大!です。
  • MYSTERY ROOM (ミステリールーム)
    ご存じ!(笑)レベルファイブさんから来年発売予定のATAMANIAシリーズ第3弾、「安楽椅子探偵」ゲームです。ホームズ、クイーン、ポアロなど探偵物が好きだったあきらには垂涎のゲームです。



     問題はこの手のゲームは1回クリアしたら終了、となってしまいそうな点ですね。「読み物」であれば、心理描写や謎の検証、ストーリー性などで何度も読み返すことができますが、ゲームでその域まで達せられるのか。
    そんな課題も含めてレベルファイブさんの手腕が気になります。


他にも色々気になるゲームはありましたが(『METAL GEAR SOLID  PEACE MAKER』とか)、きりがないのでこの辺で。
今回は「新作(非シリーズ物)」が割と多かったように思えます。これは、一時期の「続編」「スピンオフ」だらけの時期に比べると非常に健全で、業界的にもとても良いことではないかと思います。

TGS初期に比べると本当に出展社さんが減ったので、ゲームソフトのバラエティに欠けるかなと最初は思っていたのですが、マイクロソフトさんやSCEさんといったハードメーカーさん、そして、SEGAさんなどの大手ソフトメーカーさんがサードパーティのゲームソフトも展示されていたので安心しました。また、出展社さんが減ったため1つのブースが大きく、通路も広いので初期の満員電車のような混雑はほとんどなかったのもありがたかったです。各ブースでの試遊台が増えて体験版と接する機会も増やされている点も親切だったと思います。

しかしながらその反面、プレイしている画面を見学する場がないのが残念でした。試遊のためには並ばなければならないのですが、その時間がない場合や1つでも多くのゲームを知りたい(見たい)と考えると、やはり誰かがプレイされているのを見学するのが得策ですよね。しかしながら、そうしていると「ここは通路なので立ち止まらないでください」と注意を受けてしまうのです。そのため、多くのゲームは常に移動しながら横目で見るだけ。従って、タイトルも内容も心に刻まれないままとなってしまったのが残念です。逆に、ゲーム映像や紹介PVを見せる場をきちんと設けていたUBIソフトさん、CAPCOMさん、レベルファイブさんのゲームはきちんと覚えることができました。

レベルファイブさんといえば、スタッフの方の接客が本当に良かったです!最終日の終了間際に立ち寄りカタログを下さい、と話しかけた男性の方は疲れも見せず満面の笑みで「ありがとうございます。どうぞ。」と手渡して下さいました。営業スマイルではない、心から笑顔にこちらも癒されました。
また、PV映像を見せる場には長椅子が用意されていたのですが、イベント終了時刻となっても座っている人々を無理矢理立ち退かせるようなことはせず、ブースの他の場所の片付けから始める、といった配慮をされていました。
こういう気の回し方が、ひいては製品のクオリティや販売本数に影響していくんだろうなあ・・・、と思ったりしました。

なにはともあれ、ゲーム業界がんばれ!