【外】 東京・府中市美術館『山水に遊ぶ』展


先日、府中市美術館に行ってきました。目的は『山水に遊ぶ  江戸絵画の風景250年』展。
美の巨人たち』で初めて『群仙図屏風』を観て以来すっかり 曾我蕭白さんの虜になってしまっているあきらのお目当てはもちろん『月夜山水図屏風』。行った時には既に若冲さんの展示は終了してしまっていたのが残念でしたが、蕭白さんは何とか観られたので一安心。やはり良いですね〜。細かい所まできっちり書いてあって、所々に色を置くことによって絵にリズム感が出て、見ていて飽きません。いつまでも絵の中で遊んでいたい感じにとらわれます。
で、今更ながら発見したのですが、こういう所に並ぶスゴい屏風絵ってどれも屏風の折り目を使って立体感を出しているのですね。手前に来るモノは折り目が手前にくる辺りに描き、奥に置きたい遠景の山などは折り目が奥に入る方に描く。日本式遠近感の出し方なのかも。
眼福の一日でした。