【初心者の音楽メモ】 00 音の名前

ヤ○ハ エレクトーン教室(幼児科)を1年ちょっとで挫折した、音楽に関してはほぼ初心者のあきらですが2007年頃からDTM(Desk Top Music:パソコンを使っての音楽創作)をしています。作った曲については、まぁ、おいおいココでも裏話を含めて紹介しようと思っていますが、それとは別にあきらが音楽する上で学んだことをここで簡単に紹介しようと思っています。
音楽創作に興味はあるけれど……、という方のご参考になれば(←なるのか?)幸いです。

なお、ここでは鍵盤楽器を念頭においています。ギターとか吹奏楽器とかはよくわからないので無視する形になると思いますが、予めご了承下さいマセ。あと、本などを参考に独学で学んだ知識が元で専門的な勉強をしている訳ではありません。なので、間違いや言葉足らずなところ、説明不足なところもあるかもしれませんがその辺はご愛嬌ということで。ちゃんとした知識が必要な方は速やかに専門書などを紐解くことをオススメします。

ということで、まずは音の名前(音名)について。



音名はファの7つで構成され、その全てが上図のように白い鍵盤部分に割り振られています。「シ」の次の音の名は「ド」、つまり音の名前は「ド・レ・ミ・ファ・ソ・ラ・シ・ド・レ・ミ・ファ・・・」と循環していきます。
ちなみに、この音名はイタリア式で、英語式では順に「C・D・E・F・G・A・B」といい、日本式では「ハ・ニ・ホ・ヘ・ト・イ・ロ」といいます。
で、この白い鍵盤、略して「白鍵(はっけん)」にあたるこの7つの音をまとめて「幹音(かんおん)」と呼びます。おそらく「幹(みき)となる音」という意味合いなのだと思います。

じゃあ、黒い鍵盤の部分の音の名前は? 
と思いますよね。黒い鍵盤、略して「黒鍵(こっけん)」の音にはどうやら個別の名前は与えられていないらしく、「(シャープ)」と「(フラット)」という記号を幹音の音名につけて表現します。これらの音は「幹音」に対し「派生音」と呼ぶそうです。
「♯」は「ちょっと高い」という事を示し、この記号のついた音名のすぐ右隣の鍵盤の音を示します。逆に「♭」は「ちょっと低い」という事を示し、この記号のついた音名のすぐ左隣の音を示します。
※正確には「『半音』高い」「『半音』低い」という意味ですが、ここではざっくり音の高低を示す記号として紹介します。

たとえば、「ド♯」は「ドの右隣の鍵盤の音」を示し、ドのすぐ右隣の黒鍵(の音)を表します。また、「レ♭」といえば、「レの左隣の鍵盤の音」を示し、レの鍵盤の左隣の黒い鍵盤の音を表します。
ここで「あれっ?」と思ったあなた、鋭いです。上で示した2つの音を実際の鍵盤でみると同じ場所を示しています。つまり、「ド♯」と「レ♭」は実際の音としては同じなのです。
また、「ミ♯」は「ミの右隣の鍵盤の音」、つまり「ファ」を示します。同様に「ファ♭」は「ミ」を示します。黒鍵の音には名前がないので必ず「♯」「♭」を使う形になりますが、だからといって音名のある白鍵には絶対に「♯」「♭」を使わないかというと、そうではないようです。但し、白鍵の音を全て「♯」「♭」つきの音名で表現できるわけではないです。

ということで、以上を踏まえて各鍵盤の音を表記すると以下のようになります。
【No.】 下記の鍵盤画像の数字と対応しています。
【鍵盤】 白鍵か黒鍵かを示しています。
【伊】  イタリア式の音名です。学校などで習う比較的有名な音名です。
【英】  英語式の音名です。ギターコードなどでよく見かける音名です。
【和】  日本式の音名です。「ハ長調」「イ短調」といった言葉の「ハ」「イ」がコレにあたります。
【♯】  シャープを使った表記です。
【♭】  フラットを使った表記です。
なお、音名がないものや記号を使っての表記ができないものについては「-」と記しています。




【No.】
【鍵盤】
【伊】
【英】
【和】
【♯】
【♭】
01
白鍵



シ♯

02
黒鍵



ド♯
レ♭
03
白鍵





04
黒鍵



レ♯
ミ♭
05
白鍵




ファ♭
06
白鍵
ファ


ミ♯

07
黒鍵



ファ♯
ソ♭
08
白鍵





09
黒鍵



ソ♯
ラ♭
10
白鍵





11
黒鍵



ラ♯
シ♭
12
白鍵




ド♭

なお、上記の表の意味は以下の通り。


全然関係ないのですが、1オクターブ(ここではド~シで示しているような、1サイクル分の音)が12分割されているあたりに音楽はもともと数学(物理学)とか神学寄りだったのかなぁ、と感じたりします。。